Q:英語がまったく話せないのですが、参加しても大丈夫でしょうか?
A:実習中はすべて英語で行いますが、各テーブルに常駐する日本人スタッフが通訳を兼ねておりますのでご安心ください。実習時間以外でも英語を話すことができる担当者が同行しております。教室には日本語が堪能な先生(日本に留学されていた)も在籍されています。現地で実習をサポートしてくれるアシスタント(インドネシア人)は親日家の人が多く、伝わるまで熱心にコミュニケーションをとってくれます。
Q:学生時代に解剖学を座学で受けた経験しかないのですが、参加できますか?
A:このトレーニングプログラムは、解剖学を全く経験したことがない人は参加できませんが、座学だけであっても解剖学を履修した経験があれば参加することは可能です。基本的な用語などが分かれば問題ありません。民間資格者向け Step1イントロダクションコースを設置致しましたので解剖学の履修経験が少ない方でも参加することが可能です。
Q:実習を申し込みたいと思っているのですが、出発までに何か準備するものがありますか?
A:解剖を行うために必要な道具や機材は、最高のものが現地に用意されておりますので、道具や機材などは何も準備する必要はありません。お申込みいただいた後に資料を送付いたしますのでご安心ください。
Q:海外で人体解剖を行うことについて法的な問題はないのでしょうか?
A:日本、インドネシアに対してそれぞれに法的な問題がないことを確認しております。このトレーニングプログラムで行う人体解剖は、海外に渡航して行うものですので日本国内の法律は適用されません。インドネシア国内の法律が該当することになりますが、渡航前にインドネシア大学からの許可を得た上で実習を行いますので法的な問題はクリアしております。問題がないことを証明する書類もございますので安心してご参加ください。
Q:とても興味があるのですが、インドネシアでの解剖学実習はあまり聞いたことがありません。実習の様子などをもっと詳しく知りたいのですが?
A:過去に行った実習の様子を収めた写真や動画はありますが、インドネシア大学側との契約によりホームページ上に掲載して不特定多数に公開することができません。ご希望される方には個別にお見せすることは可能ですのでご相談ください。
Q:学校のカリキュラムとして取り入れることを検討したいのですが、視察として参加することは可能でしょうか?
A:視察としての参加も可能です。実習に参加される場合は解剖学を履修した経験があれば全く問題はありません。参加人数、料金プラン、日程などのご希望についてはインターネットもしくはお電話にてお気軽にご相談ください。
Q:実習終了後には証明書のようなものが何かもらえますか?
A:終了後にインドネシア大学公認の修了証を授与します。(インドネシア大学に正式に登録されるため事前登録を要します)
Q:女性一人でも参加できますか?
A:はい。女性一人でもご参加頂けます。インドネシア大学の解剖講師はすべて女性です。また、このプロジェクトは5名の女性によって企画・運営されていますので、女性ならではの心遣いが多くあり、実習以外の場面でも、お困りのことがあればいつでも Dr.isabellaに相談することができます。安心してインドネシアを楽しんで頂くために万全の準備でお待ちしております。
Q:実習はどのような服装で参加すればよいですか?
A:実習に使用する解剖着(白衣)・手袋・マスク・シューズカバー等はすべてこちらで用意しております。解剖着の下には、襟付きの上着(ポロシャツなど)と長ズボン(綿パンツなど)とし、ジーンズやジャージはご遠慮ください。靴はスニーカー等で、つま先の見える靴やサンダル等は安全のため避けて下さい。
実習以外では、もちろん自由です。常夏の島ですが「インドネシアは寒い」という言葉があります。室内では冷房が強いところが多いので、上着の用意をお勧めいたします。
解剖学教室では寒くないように温度調整を致します。
Q:クレジットカードは使用可能でしょうか?
A:実習費用に関しては、クレジットカードがご利用いただけます。(VISA、Master Card、JCB、AMEX、Diners )
旅行費用のお支払いに関しましては、直接旅行会社にお問合せ下さい。
Q:バリ島にも旅行したいのですが、実習だけ参加することは可能でしょうか?
A:もちろん可能です。自由に旅行を組み立ててください。実習についてはインドネシア大学と当社が担当します。集合場所など、ご都合の良い方法を打ち合わせしましょう。
Q:実習で撮影した写真を学会発表等で使用することは可能でしょうか?
A:いくつか条件がございますが、事前に内容を当社までご相談頂ければ許可を得ることが可能です。個人での写真撮影は禁止されていますので大学所有のカメラでの撮影となります。
Q:他の国の人達と一緒に実習を行うのでしょうか?
A:参加者全員が同じ解剖室で実習を行いますが、通訳のこともあるので日本人同士で実習を行います。他の参加者との兼ね合いがございますのでご希望をお申し出ください。
Q:イスラムは怖いとTVや新聞で言っていますが大丈夫でしょうか?
A:ご安心ください。TV等で言われている怖いイスラム国とはまったく違います。インドネシアは世界最大の親日国家です(スカルノは、1988年8月17日の独立記念日に、インドネシア独立に尽力した金子智一ら6人の日本人に国家最高の栄誉「ナラリア勲章(独立名誉勲章)」を授与)(2012年の親日度調査ではインドネシア国民の80%以上が日本を「大好き」「好き」と回答しています。)。町には日本の車やバイクが走り(90%の車両が日本車です)、モールへ入ると日本食レストランが並んでいます。また、JKT48というAKB48の姉妹グループがジャカルタで結成され活躍しています。私自身、日本人ということで人種差別を受けたことは一度もありません。さらに、インドネシア大学が日本人との交流を本当に大切にされているため、あらゆる場面において皆様の安全と快適な実習を準備しております。
Q:何かに入会する必要がありますか?
A:入会等の必要は一切ございません。
Q:顔面神経を観察したいのですが可能ですか?
A:可能です。参加者の要望を聞くことはこの実習最大の特色でもあります。ご本人様と詳細な打ち合わせをした上で、どのタイミングで観察するかを調整いたします。納得がいく解剖に致します。
Q:7人で参加したいのですが全員一緒に解剖することはできますか?
A:できます。事前にご相談ください。
Q:休憩時間にも解剖を続けても良いですか?
A:もちろん続けて頂いても大丈夫です。
Q:終了時間を過ぎても居残って解剖することはできますか?
A:現時点ではお約束することは出来ませんが、学ぼうとする姿勢は大歓迎されますので、多少なら大丈夫でしょう。
Q:途中で気分が悪くなったりした場合にはどうなりますか?
A:解剖室のすぐ横のセミナールームや休憩室で横になって休むことが出来ます。またホテルに先に戻ることも出来ます。場合によっては医療機関の受診もすぐに手配致しますのでご安心下さい。インドネシア大学では感染症対策も十分に整備されております。
Q:インドネシアでの食事が合わない場合はどうなりますか?
A:ジャカルタには世界中の飲食店があります。ガイドと一緒に口に合う物を捜します。場合によっては食材を調理致します。
Q:解剖実習は脂肪組織の除去が多く作業的な経験が在ります。インドネシアのご遺体はそれとは違うのですか?
A:インドネシア大学には数多くのご遺体がございます。その中でも解剖実習に適したご遺体(脂肪組織が少なく、しっかりと固定処理がなされているもの)を選別して、さらに特殊処理を行うことで、解剖実習の期間だけ、刺激臭を少なくし、関節可動性があり、解剖しやすい状態になったものだけを使用しています。剖出が困難なところは目の前にいるスタッフが解剖を行いますので、どうぞ遠慮なく声を掛けてください。参加者の方が作業的だと感じることは無いと思います。
Q:解剖実習による感染症が心配なのですが、大丈夫でしょうか?
A:インドネシア大学で使用するご遺体は、特殊処理により、驚くほど柔らかくなっていますが、元はホルマリン固定体ですので、ウイルスを含めた感染症によるバイオハザードが生じる危険はありませんのでご安心ください。凍結新鮮屍体(fresh frozen cadaver)の場合、もっとも注意が必要なのは肝炎ウイルスで、続いてエイズウイルスや結核菌があります。肝炎ウイルスはご遺体の血液より感染します。しかも、腐敗した遺体より腐敗するまでの遺体が感染力が強く最も危険との見解があります。よって、当社では凍結新鮮屍体(fresh frozen cadaver)は危険性が高いと考えているため使用致しません。
Q:なぜ解剖実習が必要なのでしょうか?
A:解剖実習をした人にしか解かりません。解剖が必要か不要か。その答えはあなたが解剖したご遺体の中にだけ存在します。多くの臨床家の人達が「解剖は必要」という、その答えが知りたいのなら解剖を学ぶことです。この答えは誰も持っていないでしょう。