実習2日目です。
先日に引き続き上肢の解剖を進めていきます。
筋骨格系ベーシックコースの本日の担当はsasanthy先生。
ササンティ先生は生物学のプロフェッショナルです。
実習の前に、昨年度解剖したご遺体(標本)を使いながら、前日の復習と、これから学ぶことを説明しています。
実はこのときに、前日行ったpost testの結果を踏まえた説明を個別にするようにしています。
頭頚部ベーシックコースの野口さんは、実習が始まる前に、前日行った解剖実習の確認から入っていたようです。かなり多くの情報がありましたからね。
頭頚部ベーシックコースの本日の担当はDesy先生.
デシィー先生は肉眼解剖のプロフェッショナルです。
表情筋を剖出する方法を指導していたようです。
これが中々根気のいる解剖なんですよ。
表情筋の多くは、骨から骨ではなく、皮膚から皮膚へと繋がる筋です。
ある程度の血管や神経を残しつつ、筋を剖出する。
簡単ではありません。
その反面、得られる見解はすばらしいものがあります。
それを発見する前と後では、まったく違う人物になるんです。
それくらいのインパクトが解剖実習にはあります。
このような雰囲気の中、参加者が主体となった解剖実習を行っています。
決して、教員が解剖をするのを周りで眺めているわけではありません。
そして、午前のBreakは、Desy先生の手作りスナックでした。
インドのナンみたいな感じです。カレーソースで頂きます。
もう一つはチジミみたいなので、甘酸っぱいタレで頂きます。
本当に美味しくて、みな完売です。
(私は今回の実習期間に食べた中で一番美味しいと思いました。)
この休憩中のお茶菓子の担当は日替わりになっていて、
担当者のお勧めの一品や、自慢の手作り料理が振舞われることになっていたようです。
まさにおもてなしですね。
インドネシアの方は本当に暖かいんですよ。
美味しいものを食べながら、先生方と参加者でコミュニケーションを取ります。
この場には通訳が2-3名いますので、気兼ねなくお話ができますよ。
日本語、英語、インドネシア語が飛び交っていました笑
そして実習の終わりにはお祈りをして、ご遺体に感謝を捧げます。
本日で上肢の解剖が終わりとなります。
明日より下肢の解剖に入ります。