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2016.08.31

2016年8月分人体解剖実習 ー実習3日目:下肢ー 解剖学用語はラテン語で!

  本日より筋骨格系ベーシックコースでは下肢の解剖に入ります。

 

担当はDr.Diniです。

重要ポイントを事前に確認してから、解剖実習に入ります。

参加者の皆様は、だいぶん解剖にも英語にも慣れてきたようでした。

理学療法士と柔道整復師の方々とが、ディスカッションされていた際にも、正しい解剖学用語を使っていらっしゃいました。

ご遺体を前にして、正しい解剖学用語を使えば、様々な業種間でも意思疎通が出来るようになります。

一般的には、英語を母国語としない国の医学教育は英語で行われています。

日本はその例外で、母国語の日本語で医学教育がなされています。

良い部分もありますが、反面、国際化という点では弱点になります。

インドネシア大学では、レクチャーは英語で行い、解剖学用語はラテン語を使用しています。

ラテン語が分かると英語も分かるようになります。今でも多くの医科・歯科大学でラテン語による解剖学用語に基づいて解剖学教育が行われています。その理由は英語よりラテン語のほうが「言葉の揺れ」が少なくて初学者とって混乱が少ないからだそうです。

(三角筋を例とするとラテン語:M. deltoideus  英語:deltoid muscle)

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そして、夜にはインドネシア大学の先生方との懇親会が開催されました。

サテ(串焼き)のお店に行きました。

インドネシアではお酒を出さないお店が殆どです。

よって今夜はノンアルコールです笑

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イサベラ先生と参加者の談話

インドネシアの医療事情や解剖実習を開催するまでの経緯などをお話ししました。

その一つに、日本だけでなくインドネシアでも、医師以外の医療職は見学実習だけで十分であるとの声があります。医師以外に実際に切り刻む解剖実習は不要であるという意見です。

イサベラ先生は、出版後ほぼ1世紀を経過した今日においてもいまだに最も権威があり、詳細な解剖学書の一つであるとみなされている「Gray’s Anatomy」の現在の著者と、昨年共同セミナーを開催した際に、直接このような質問をしたそうです。

 

イ「実際に人体を切り刻む解剖実習を必要とするのは、医師だけなのでしょうか?解剖学を学ぶために医師以外の人達に解剖実習をさせることについてどう思いますか?」

「私は医師ではありませんよ」

イ「Oh……笑」

 

イサベラ先生は、ヒトの体を直接治療(施術)する者は、正しくヒトの構造を理解すべきで、ヒトの構造を理解せずして行う治療(施術)は危険であるという考えです。

 

 

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最終日は、足部と今までのおさらいに入ります。

  

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