実習が始まって、最初の90分が経過しました。このプログラムでは90分おきにCoffee Breakが入ります。これにはちゃ~んと意味があることだったんです。
着替えと手洗いを済ませたら、医学部の事務棟にあるミーティングルームに移動します。徒歩3分くらいでしょうから、ちょうどよい気分転換です。汗ばんだ肌に外の風が心地よいです。このようにcoffee Breakごとにスナックと飲み物を用意して下さっています。写真にはありませんがちゃんとした食器でコーヒーや紅茶もありました。
ここでインドネシア大学のスタッフと一緒にお茶をしながら、先ほどの解剖での疑問点や、次に行うことの質問が出来るのです。美味しいおやつを食べながら語らいのひと時です。このような配慮も女性のアイデアですよね。皆さんが段々と打ち解けてくるのが判ります。そんな中、私とベラさんは新しい解剖のアイデアについて話し合っています。30分なんてあっという間ですが、リフレッシュできます。
話しが弾んできた頃に後半の解剖が始まります。さぁみんな続きをやりましょう!
解剖室に戻ってみるとなんと!!!
解剖台の上がまるで実習前のように、それはそれはキレイに片付いているではありませんか!
ご遺体の周辺はキレイに拭かれ、道具は洗浄されて、参考書類、椅子や照明器具当に至るまで見事に整理整頓されています。Coffee Breakの間に男性スタッフの方々が片付けてくださったようです。この整理整頓のお陰で、本当に気持ちを新たに解剖をはじめることが出来ます。
解剖は寒くて暗いところで、ニオイや刺激臭にさらされ、ストレスを感じながら行うものだと思っていませんか? ご遺体を保存するために多少のホルマリンやアルコールは必要です。よって実習中には多少の刺激臭はどうしてもあります。しかし、ここではそのようなストレスを極力減らす努力をしており、明るく楽しく実習に集中できるような環境を作るために、女性ならではの視点で配慮がなされていました。
ロッカールームや更衣室、トイレも清潔にされています。写真は女性用です。
今後、このブログで様々な紹介をしていきたいと思っていますのでどうぞ皆様ご覧になってください。
もっと詳しいことが聞いてみたいと思った方は、メールフォームよりご連絡をいただければと思います。
次回は
デモンストレーション初日 後編